テネリフェ島 (スペイン)

【カナリア諸島】ヨーロッパのハワイ!テネリフェ島4泊5日の旅

「テネリフェ島ってどこにあるの?」わたしが旅行先に決めたことを母や友達に告げると、100%の確率でこの問いが返ってくる。

だけども面白いことに、アイルランドに住んでいる外国人はほぼ全員知っている超メジャーな場所。

年中泳げる夢のような南国、テネリフェ島は言わばヨーロッパ版のハワイ

山P(山下智久)も撮影で長期滞在していたので、これから日本でもきっと有名になるはず!

今回はそのテネリフェ島での旅行記です。

東京都と同じ大きさで、富士山と同じ高さのテイデ山がある、自然と美味しいご飯に溢れた場所でした。

テネリフェ島について

テネリフェ島ってどこにあるの?

まず一番に思いますよね。

スペイン領・カナリア諸島の中で一番大きな島です。

この島を知ったきっかけが、スペイン人の友達がテネリフェ島に転職すると聞いてから。

「スペイン本土に住んでいるのにどうやって転職活動したの?」と疑問に思っていたら

「スペイン領だから特別なことはないよ」と。

そこで初めてカナリア諸島がスペイン領であることを知ったくらい無知でした。

ベストシーズンについて

年間を通して温暖な気候。

日本の狂った暑さの夏に比べれば、28度なんてへっちゃらですよね。

湿度も無いのでカラッとした暑さなのですが、日差しがとにかく強いので日焼け対策は必須。

12~3月の最低気温が14度とありますが、ダブリンの初夏の最高気温ですからね……南国!

ベストシーズンは11~1月頃

ちょうどそのその頃はヨーロッパの冷え込みも厳しい時期なので、暖かさを求めて行くんでしょうね。

まさに日本人が冬にハワイに行くのと同じ感覚。

テネリフェ島への行き方

日本からの最短ルートをスカイスキャナーで見てみたところ、例えば11/26発でフィンランドを経由し18時間45分、30万円超え……!

中東を経由すると価格は抑えられますが、時間が24時間以上掛かるので厳しいですね。

他の国との旅行のついでに行くならありかもしれませんが、やっぱりヨーロッパは日本から遠い……。

アイルランド・ダブリンからは直行便で4時間半、旅行した10月は往復で2万円ほどでした。

イギリスが往復で5千円もしないことを考えると高く感じますが、日本から行くことを考えればどの国も安く行ける気がする錯覚。

リゾート地だけども物価は安い

ハワイに行くと感じる「物価高い!チップも高い!」問題。リゾート地あるあるなのかと思いきや、スペイン領のテネリフェ島の物価は安かったです。

さすがに24時間営業のコンビニ的なところは高いですが、普通のスーパーだとこんな感じ。

スペインのビールのロング缶で€1(約121円)!

スペイン名物のサングリアも1リットルで€1.25(約160円)!安い……!

レストランもよっぽど高級なところに行かなければ、3-4人で行ってお酒を飲んでも1人2,000円はしないです。

ダブリンのしょっぼいランチよりも安いし、しかも美味しい。

水は飲めないので要注意

アイルランドは日本と同じく、水道水を飲むことが出来る国。海外旅行だと「水道水は絶対飲んじゃだめ」と心に固く誓って警戒するのですが、飲める国に慣れちゃうと油断しちゃうんですよね。

友達いわく「ここの水道水は絶対に飲んじゃダメ!」だそう。

スーパーで水も5リットル200円程で売っているので、飲み水は始めに確保することをおすすめします。

1日目 ダブリン→テネリフェ島

国際免許証が使えない

エアリンガスにてダブリン15:00発、20:00着。

テネリフェ島は北と南に空港があり、南側のテネリフェ・スール空港(TFS)でした。

入国審査はヨーロピアン以外の列はガラ空きであっさり終了。

早速、予め予約しておいたレンタカーの手続きを空港内でしたのですが…ここで問題発生。

メインドライバーの他に一名無料で追加出来る会社だったので、日本でペーパーなのに張り切って取った国際免許証を出したんです。そしたら……

「3年以上乗ってる経験ある?それを証明してくれないと手続きできないわ。」とあっさり跳ね返されました(笑)

TFS空港

出国直前に免許更新したために、免許取ったばっかりな扱いだし、そもそも日本語の免許証だと外国の人は読めないですもんね。

ゴールドだから日本人が見れば一発で分かるのに……

結局運転は諦めることに。

空港からはバスも出ていますが、本数が少ないのと時間が掛かるので、宿泊先まではタクシーか送迎があれば利用した方が無難です。

また、レンタカーが無いと行動範囲が結構限られてしまうと感じました

Airbnb(エアビー)の宿が100点満点

TFS空港から車で30分ほどにある、Airbnbに宿泊しました。

ビーチ沿いはリゾートホテルが乱立しているのですが、どこも高いんですよね。。

節約&自炊が出来るようにキッチン付きの宿にしました。

  • 2ベッドルーム
  • バストイレ、洗濯機付
  • キッチン
  • タオルが使い切れないほどある
  • オーシャンビュー(ビーチまで徒歩5分)
  • 敷地内にスーパー
  • プール付き

これで1泊1万円ほど!3人で割ったので1人分3,400円!このレベルのホテルだと5倍以上はするので破格。

広いベッド最高ですよね。

サンセットも部屋から見られる贅沢さ……!

2日目 ビーチ!スペイン料理!絶景スポット!

おすすめのビーチ プラヤ・デル・ドゥケ

テネリフェ島で一番有名なビーチは「Playa de Las Teresitas(プラヤ・デ・ラス・テレシタス)」

だけども砂浜はサハラ砂漠の砂なため、粒子が細かくて身体にまとわりつくのであんまり良くないとのことで……

おすすめのビーチ、Playa del Duque(プラヤ・デル・ドゥケ)に行きました。

人も多すぎず、ちょうどよい塩梅。

「ファンタァ―、コーラァー、ビィールゥー」と言いながらキンキンに冷えた飲み物を売り歩く人が沢山いました。

みなさん日焼けして、重いものを日々持ち歩いてるから筋肉バッキバキで目の保養。

伝統料理を食す!

ローカル御用達のレストレストランへ。

内装がジャングル風でなんだかよくわからないけれど気分が上がる!!

Guachinche El Cordero

さすがはローカルに愛されるお店。メニューに英語なんてないない!

全く分からないのでスペイン人の友達チョイスで頼んでもらいました。

ネイティブがひとりいると心強いですね。

左がスモークチーズ。右はアリオリソース(にんにくマヨネーズ)付のコロッケ。

インパクト強めなソーセージと、奥の真黒なのはシナモン入りの甘いスイーツ。

この甘じょっぱいコンボは予想外の組み合わせ。どっちもおいしかったです。

こちらはうさぎのロースト。

初めてうさぎ肉を食べたのですが、鶏肉と豚肉の中間でこれまた美味。

パパス・アルガダス(Papas arrugadas)と言う、カナリア諸島の伝統料理

じゃがいもを海水で茹でているので、程よい塩味が付いています。

カナリア諸島原産のホモソースと一緒に食べるのが一般的。

お土産にバナナをくれる面白いレストランでした。

レストランで美味しかったので、スーパーでアリオリを買ったのですがクオリティが高くて感動。

にんにくが強いので食べ過ぎると胃もたれするので要注意。

絶景スポット

Mirador Archipenque

運が良いとイルカやクジラも見られるそうです。

3日目 のんびり海沿いを散策

友達のひとりが体調不良のため、予定していたアクアパークを取りやめて近所を散策。

近所って言ってもこんな絶景ですわよ、奥さん!

写真では伝わらないけれど、透明度が高くてクリアブルーーー!

サボテンすらも美しいといちいち感動。

火山の影響で、ビーチの砂は白いものから黒っぽいものまで。場所によって違うので不思議。

伝えたいって気持ちが大事

夕方にはサンセットを見ながら語り合い。

韓国の友人とつたない英語で「言いたいのに言えない!もどかしー!」ってなりながらも、なんだかんだで気付けば3時間。

いま目の前で笑顔だったとしても、過去にはお互いに色々経験してきているもの。

ゆっくり腹割って話す時間って良いですね。

この日の夜はパエリア!お米とパスタバージョンの2種。1つ1,200‐1,500円程でした。

4日目 韓国ドラマ「ユン食堂」の撮影地ガラチコ

しんどい山道ドライブ

テネリフェ島の北側に位置する小さい街、Garachico(ガラチコ)

ここは韓国ドラマ「ユン食堂」の撮影地。

劇中に出てきた食堂がまだあるとのことで、韓国の友人たっての希望で行ってきました。

地獄のドライブが始めるとも知らずに……

山を2つ越えた場所にあり、くねくね山道の連続。

三半規管弱い族からすると、エンドレス急カーブはしんどい。

いろは坂なんて比じゃないレベルの小刻みカーブ。

右上がゴールのガラチコで、左から中央を通っている白い線がルートです。

帰りはこの右側の白い道。上手く伝えられないけれどとにかく細かく曲がる!

Google Mapの経路検索だと1時間くらいと出ていても、倍以上掛かるし山道でガソリンの減りも早くて、ガス欠になるんじゃないかと冷や冷や。

早々に車酔いして休憩中。

一番大変なのは運転手ですよね……。ありがたや。

あれ…撮影地は?

なんでこんな不便なところを撮影地に選んだんだ!

と韓国ドラマのスタッフを恨みつつも(笑)なんとか到着。

観光案内所のお姉さんいわく、韓国人がこの場所目当てによく来るようで「あなたも?」と撮影地の説明も慣れていました。

山Pのドラマが放送されたら、これから日本人が押し寄せるんでしょうかね……?

やっと着いたら

まさかの閉店。休業日でも休憩中でもなくて、閉店。

えぇぇぇぇーーー。これは友達も誤算だったようです。(読んでいたブログの情報が古かった)放送当時は韓国料理がここで食べられたらしい。

ガラチコの街を散策

不思議な木。

木工家具が有名なのでしょうかね?こんな風な素敵なお家が沢山!

街を見渡せる展望

名前、Plaza de la Libertadだったっけな…?不確かで申し訳ないのですが↓辺りの白い背の高い建物です。

1階が教会で、

階段をひたすら上がっていくと……

街中を見渡せます。

ナチュラルプールと映えスポット

海岸に囲いと手すりを付けた「ナチュラルプール」なるものが、テネリフェ島のあらゆるところにあって、中でもガラチコはその規模も大きかったです。

波が高かった日と言うのもあるけれど、入ったら戻ってこれなそうなワイルド感……!

果敢にも入っていた人もチラホラいらっしゃいました。

でもこんな荒れてるところ入っちゃダメ、絶対。

映えスポット。昔はこの空洞がブランコだったんですって!

帰り道もくねくね……しかし予想だにしなかった絶景!

「またあの道を帰るのか…」と遠い目になっていたら、「違うルートがあった!」とのことで嬉々として車に乗ったのですが、結局連ちゃんカーブ(笑)

でも途中でふと見てみた景色が絶景で、気持ち悪かったけど写真は撮る!

標高が高くて地上との温度差が凄い。激さむ。

海と山のコントラスト!さて、ダラダラ書いていましたがそろそろラストスパートです。

テネリフェ島のお土産

液体系は空港で。スーパーより割高だけれども、機内持ち込みのリュックだと前もって買えないですもんね。

カナリア諸島原産のMojo(モホ)ソース。

さすがオリーブ大国。オリーブオイルも種類が沢山ありました。

興味をそそられたのがバナナ酢

クリームタイプが気になったのですが、使い道が分からず買うのを断念。お土産にカナリア産の塩と、小さいオリーブオイルを買いました。

リュックサックで荷物を増やせないのは、その分付き合い用にお土産を買いこむことも無いし気が楽で良いものですね。

旅の総括

ローカルの行くレストランや、ビーチ。ネイティブの友達がいなければ絶対に行けない場所に行けて満足の旅でした。

これはテネリフェ島に限らずダブリンでもそうなのですが、レストランでメニューが来なくても、注文取ってくれるのが遅くても、急かす人はほとんどいません。

みんなゆっくりしていて、いつか来るだろう的な様子。

ガストで机の上のボタンを連打しているような、せっかちな人はいないな…と思ってみたり。

暖かい国から、寒いダブリンに戻ると旅ロス感が強いけれど、帰る場所があって、それがヨーロッパってだけでも十分贅沢なことですよね。

テネリフェ島、素敵なところなのでチャンスがあれば是非行ってみてください!

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です