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希望していた条件通りの学校で、1カ月間と言う短期間でしたが充実した時間を過ごすことが出来ました。学校選びはほんとに大事!
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そもそも学校って何をするところ?
海外の語学学校は、「みっちり英会話三昧?」と期待していたのですが、英語を英語で学ぶと言うだけ。その中には会話ももちろん含まれていますが、基本は文法。
学校の初日にクラス分けテストがあって、その後に自分の入るクラスにそのまま移動。既に授業が始まっているクラスの中にいきなり放り込まれる。
毎週月曜日に新入生が入ってくるので、先生も生徒の皆さんも慣れたもの。すぐに自己紹介をし合ってして、そのまま元の授業の流れに乗って行く感じでした。
ひとクラスは10-13人ほど。わたしのクラスはブラジル、フランス、イタリア、スペイン、韓国、トルコ…と出身国も様々。
毎週金曜日には理解力を測るテストがあって、出来が良ければ次の週からひとつ上のクラスに変わります。修了する人も多い日で、各自お菓子や飲み物を持ち寄ってさよならパーティーを毎週していました。
過去形…過去分詞…仮定法…英語で言えない
これ、本当に勉強しないで行ったことがバレちゃうんですけど(笑)
わたしの通っていた学校では課題が出されて、その答え合わせを隣に座っている人同士でやることが多かったのですが、これが難しい……!
過去形やら仮定法とかって、日本で既に習っているので何となくは分かるじゃないですか。じゃぁ英語で説明しろって言われるとそれが言えない……。
元々、文法すらもあやふやな中で「あれ、過去形って英語で何て言うんだっけ…」といちいち手探り。完全に自分の勉強不足なんですけど。
わたしのレベルは英語は何となく聞き取れるのですが、その返事が出来ない状態。簡単な英語で良いと分かっていても、咄嗟に出ないしいちいちテンパってしまう残念な状況。
それと会話。日本人って英語の教育を中学生の時からしていて、大学を含めると10年はやっているはずなのにどうも会話が出来ない。逆に他の国の人は会話は出来るけれど、文法が苦手だったりするので隣の芝は青い……!
話せる人が場を制する
同じクラスでもレベルに差はあって、話せる人はガンガン話す。たとえ文法がめちゃめちゃだったとしても関係なし(笑)
話すことに慣れてない族からすると、ただただその場をポカーンとしか見ることが出来ませんでした。
でもガンガン話すタイプの人は早々にクラスが上がるか、留学が終わって帰国して行くし、毎週新しい人も入るので割と平穏な日々でした。
学校に通っているうちにやりたかった5つのこと
①友達を作る!
これが一番の目的でした。わたしが通っていた7月は、ヨーロッパの学生の夏休みと重なっており、1年で一番人が多い時期。
なんて思っていましたが、結果的には日本人比率が低いクラスに入れたので良かったです。話さなければ自分の意見が通じない環境は、もどかしくも「もっと勉強しなきゃ!」と思うきっかけにもなりました。
②学校主催のアクティビティに参加する
アイルランド生活に慣れる意味でも、生徒同士での交流をするためにも積極的に参加しました。学校内でやる無料のものから、有料ですがダブリン城ガイドツアーや一泊旅行まで色んな種類がありました。
同じアクティビティに参加している人同士で仲良くなるかな?と期待していましたが、そんなにうまい事いきませんね(笑)
英語のレベルが近いクラスメイトとは何となく会話は出来ても、上のレベルの英語力の人とは会話が出来たものじゃない。聞き取るのが精いっぱいと言う有様でした。
でも会話のきっかけにもなるし、アクティビティが同じだった子とロンドンで再会も出来たので、人生無駄なことはないですね。
③英語を話すことに慣れる
生まれも育ちも日本で、留学経験も無ければどっぷり日本語三昧。英会話の勉強すらしてないとなると、会話が出来ない……!
学校を決めるときに日本人が少ない環境を望んだのですが(みなさん同じですよね…)、無理やりにでも英語を話す環境を作りたかったから。
日本人がいると「こいつ何て英語話してるんだ?ぷぷぷ。」……って思われてるんじゃないかと勝手に思って話せなくなってしまうんですよね。
①の繰り返しになりますが、「英語」でしか意見を伝えることが出来ない状況は、歯がゆさマックスですが、それが結果的に英語を勉強する意欲に繋がったと思います。
アイルランドで初めて出来たトルコ出身の友達。ひと回り年下だったけれど頭が良くて、自分の意見をしっかり持っていて、しかも美人!
小旅行に行ったのですがほとんど会話にならない上に、インスタグラマーの彼女は写真を撮る回数も多かった。今となっては良い想い出。
④生活のリズムを作る
だらけようと思うといくらでも出来てしまいそうだったので、学校に通い生活のリズムを作ることも目的のひとつでした。
元々30秒で寝れるくらい即寝タイプだったのですが、アイルランドに来て始めの頃は不安なことも多く眠りが浅かったんです。
そのため夜中に目が冴えて、明け方にもうとうと寝る生活。決まった時間に家を出る習慣が無ければ昼夜逆転になっていたと思うので、必要なことだったと思います。
生活に慣れてくると朝ご飯を作る気力も湧いてきて、スーパーで買い物をして作る楽しみも出来ました。
⑤CV(履歴書)の添削
アイルランドのワーホリは、VISA申請時にCV(履歴書)の提出が必須。英語の履歴書は初体験。1日がかりでWEB情報をコピペし、継ぎはぎしながら書きました。
その時点で働くか決めていなかったのですが、担任の先生がアイルランド人だったので「現地の活きた英語で添削してもらおう!」と思って見てもらいました。
実際はほとんど直すところが無かったので、コピペの出来が良かったのか、先生のやる気が無かったのか分かりません。
番外編・何気ない質問に悩まされる日々
“学校に通っている”と言う、所属先がある安心感はあると思います。
わたしは学校を卒業後、同じ質問ばかりで後に悩まされたのですが、例えば学生ビザで滞在してがっつり稼ぎたいブラジル人からすると、「何で働けるビザがあって、学校に行かなくても良いのに働かないの?」と。
悪気が無くて純粋な疑問だってことも分かるんです。でもどう過ごすかは自由なのに、同じことを人を変え、場所を変え何度も言われると気が滅入るんですよね。
うまい事ごまかせば良いって話なんですけど、それが出来ない……。その点、学校に通っているうちは” 学生をやっている “ってなって、質問攻撃にも合わずに済んだなぁと今になって思います。
1カ月通った意味ってあったの?
むしろ1ヵ月で良かったと思っています。
元々英語レベルも低いし、爆発的な伸びも期待していなかったので、わたしの場合3ヵ月通っていたとしても1ヵ月の学びと違いは無いんじゃないかなと。
アイルランド生活に慣れる活に慣れる&友達を作ることが目的で通っていたので、一緒に旅行へ行くくらい仲の良い友達が出来たのはラッキーだったと思います。
他の学校も同じかもしれませんが、先生や受付の人も名前で呼んでくれるので、小さい規模の学校にして良かったです。
学校選びは妥協せず、自分の目的に合ったところを選んで、より充実したアイルランド生活を!