アイルランド生活

【海外生活】半年暮らして変わった考え方

2020年が始まりましたね。「年越しはどの国で過ごす?」と、「今晩何食べる?」感覚で聞かれるのですが、それくらいみんなアイルランド外で年を越す人が多い。わたしのハウスメイトもイタリアやスイスでエンジョイしていた模様。

ダブリンの年越しは想像通り?!ショボかったようで、かく言うわたしは友達を家に招き、鍋を突きつつUNOをするまったりな年越しでした。

お雑煮も作って日本っぽいお正月。

新年初めの投稿は、現在のわたしの心境を書いていこうと思います。以前にコラムはnoteに書いていたので、良かったら暇つぶしに読んでみてください。

会社員生活のモヤモヤから、ワーホリに来る前の心境・家族のこと等など書いてます

意識高い目標もないけれど(笑)今年は人生を直感だけじゃなくて、計画しながら過ごせるようになりたい……!

1年前、なかなか始める決心が付かなかった海外生活

まずは少し遡ってのお話。1年前の今は派遣社員として企業の受付をしていました。6年間働いていた会社を辞めたものの、ずっと憧れていた”海外生活”を目の前にしながら、未知の世界にビビっている自分がいました。

義務でなくて自分の意思で行くものだし、行っても行かなくても正直どうでも良いこと。「行きたいけど怖い」だから周りが興味本位で聞いてくるのが辛かったです。

そんなわたしが決心が付いたのが「行かなければ死ぬ瞬間に後悔する」と思ったから。その頃の心境はこちらの記事に書いています。

参考:4月の近況

当時は1年と気を負わず、気が済んだら帰ろう!くらいに思っていました。それが気が付いてみれば半年が経っていました。時間の経過って早い……!

海外に対する気持ち

半年アイルランドで暮らしてみて思うのが、1年前の自分が住んでいた世界が狭く感じると言うこと。生まれ育った東京は便利で慣れてはいるけれど、今思えば息苦しさを感じていたのかもしれません。

常に慌ただしい街並みや沢山の人、予定調和と情報が溢れている毎日に押されてわたしは自ら視野を狭くしていたように思います。余計なものは見ないように、そして必要最低限の生活を…と。

そして今、遥か遠い存在だと思っていたヨーロッパが身近にある生活。街中の建物1つ1つにうっとりするし(さすがに慣れてきたけど)、大好きな美術館目当てで旅行先の国を決めたり。日本からだとヨーロッパの旅行はお金も時間も掛かるけれど、アイルランドで暮らしていると旅費も気持ち的なハードルも低い。

冒頭に書いた「年越しをどこの国でする?」と同じく、まとまった休みがあれば他の国に気軽に行けるし、イギリスに至っては気合を入れれば日帰りでも行くことも出来る環境。

帰国してもきっと今までより遠い場所ではないと思える

アジアは近いけれど、ヨーロッパはやはり日本からの物理的な距離を考えれば遠い。けれど知り合いが誰もいなかった環境で、一から始めた生活。そこで出会った「人」と言うホームが出来てきている気がする。

これはアイルランドだけに限らず、学校で出会った友達の母国もそうだし、こっちで知り合った日本人の友達の故郷もそう。

アイルランドに向かう機内で、日本語のアナウンスが無いことに不安になっていた時と比べると、ひとり旅をしている自分は1年前には想像が出来なかった今。

日本の良さ

海外生活経験者が「日本の良さを再認識した」的な意見はよく聞いていて、「あーはいはい、みんなよく言うやつね……」と思っていたけれど食文化については良く分かる。日本以上に美味しくてお値段以上な国って無いですよね。

気軽に美味しいものを好きなタイミングで食べられるって最高の環境。日本食はチェーン店の牛丼屋にしても、うどん屋さんでもレベルが高い!

安全面はどこの国に居ても昨今は危ないのであまり魅力には感じていません。ただカフェに行ってパソコンを置いたままトイレに立ったり、カバンを置いて席を取ったり”安全に対して無防備”なのは気を張らなくても良いからラクかなぁとは思います。

空気を読む(察する)ってのも日本人が得意とするものだけれど、それを海外生活で活かしていけるかって言ったらわたしは今のところ必要ないかなって。

なぜなら全員が同じマインドを備えていればツーカーで多くを語らずともコミュニケーションを取れると思うけれど、自分だけだった場合、察し過ぎると何も伝えられなくなっちゃう。「Me!! Me!! Me!!」となりたくはないけど、だんまりも先に進まないしなと。

褒めてるのかディスってるのか分からなくなってきたけれど、日本から離れてみて、日本を俯瞰して見ることが出来るようになったのは良かったかな……と思います。

人に期待しないこと

これが現在、わたしの海外生活での最大の収穫です。「え?こんなこと?」と思いますよね(笑)決してネガティブな意味でなくて、この考えで気持ちがスゥっとラクになったんです。

昔、ある友達との待ち合わせに遅刻した時、「人の時間を無駄にしているんだよ」と言われた恐怖から、待ち合わせには何があっても遅れないように……と思うように。電車が遅延しようとも、乗り換え案内を駆使して何が何でも間に合うように気を張っていました。

そして無意識のうちに、自分が時間を守る=相手にも同じことを求めてしまって、遅刻やドタキャンに対してイライラすることも。

でもこっちに来てから不思議と相手が遅刻しても、ドタキャンしてきても何とも思わなくなったんです。時間があることで心の余裕が生まれているってのもあると思いますが、1ミリもムカつくことが無くなりました。

相手に対してどこかで期待があって、それを裏切られた感じがするから怒りの感情が生まれるんだと思います。だからいっそ期待しない(笑)来てくれたらラッキーくらいの気持ちでいると、ほんと気が楽だし、自分自身の肩の力が抜けて良い塩梅になれているんだと思います。

アイルランド生活も折り返しに入って

この半年、旅行を優先して働きたいとは思わなかったけれど英語の伸びが壊滅的で……せっかく英語圏にいるのだから話す環境に行きたい…働きたい!と思うようになりました。

そんなにすぐに仕事が見つけられる程甘くは無いと思っているけれど、ひとまず探してみます。動かないことには何も始まらないですしね……。

でも相変わらず旅行も行きたいし、色々な欲のせめぎ合いな今日この頃。

アイルランド生活も直感的に決めたわたしにとって、5年先どころか1年先の未来も分からないけれど、ちゃんと将来のことも考えていかないとですね。

もうすぐ今期のアイルランドワーホリの募集も始まるようなので、初心に戻って情報発信をしていきたいと思います。

本年もMi-holidays、miho共々よろしくお願いします!

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