イギリス

【ロンドンひとり旅①】天ざるそばと、美術館と。

イギリスはロンドンに8月末から5日間行ってきました。

外せない目的は2つ。8月いっぱいまで会期が延長された、クリスチャンディオール展と夏季限定で公開されるバッキンガム宮殿に行くこと!それと気が済むまで美術館に行きまくるぞ……!

ロンドン ガトウィック空港着

始まりは空港前泊から。

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家を出てからが長すぎて、もはや空港に着いた時点でヘトヘト。でもそうは言っても旅の期間は限られている。まずは事前に予約しておいた、格安のeasyBusでロンドン市内に出ました。

市内までの長距離バスだとNational Expressが有名どころですが片道£12ほど、easyBusは底値だと€2ほどで行けます。

例えばわたしが予約した9/2 13:00発の場合(画像が空港発になっていないのは検索ミスw)

National Expressで£12で1,692円(10/20時点 £1=141円)。

一方でeasyBusだと同時刻€5.74で694円(10/20時点 €1=121円)……!

往復でも€8.03(971円)で、National Expressの片道より安く買えました。マジおすすめ。

ボロっちいバスが来るのかと思いきや、National Expressのバスがやってきて、恐らく乗客は混載だったと思います。注意点として、

  • チケットは印刷が必須
  • 到着時間の保証はないので、1時間は多めに取って予約を
    ※予約時間の1時間前まで、無料で早めて乗ることが出来ます。
  • キャンセルは不可

予約時間より早く乗りたい場合は運転手さんと要交渉で、聞いてみたら「スーツケースが無いならOKだよ」(その時は乗客が多かったので、トランクの空き状況次第なんだと思います)とのことで予約を繰り上げて乗れました。

市内をお散歩

バスがヴィクトリアコーチステーションに到着し、行きたかった美術館 ナショナルギャラリーまで歩いて行くことに。

徒歩で30分だと「余裕で歩ける……!」と思えるようになったのは、ダブリンに住んで歩くことが多くなったからだと思います。東京に住んでた時は徒歩3分でも自転車に乗っていたヤツからすると、大きな変化。

美しいヴィクトリア駅を横目に見つつ進みます。イギリスの歴史上で最も象徴的な女王なだけあって、街の至るところに“ヴィクトリア”の文字を見かけました。

有名な衛兵交代式はこの柵の向こう側で行われます。

今回の旅の目的の1つであるバッキンガム宮殿。普段は入ることの出来ない内部に、エリザベス女王がスコットランドに滞在している間(7-9月)だけ入ることが出来るんです。予約は別の日なのでこの日は通過。

バッキンガム宮殿に続く道は、イギリス国旗のユニオンジャックが沢山。道路の真ん中で写真を撮っている人たちが多くて、歩行者天国なのかと思いきやそんなこともなく、単なる危険……。

半年ぶりの天ざるそば。現金を持ってなくて危うく無銭飲食

ダブリンの日本食レストランは良い噂を聞かないので「行きたくて行きたくて震える」ってことも無いのですが、ここは日本人も多く住むロンドン。

もしや高いクオリティのものが食べられるんじゃないか?

と期待を込めて日本食レストランに入ってみました。

日本食のチョイス正解。普通に美味しい。日本以外で天ざるそばが食べられるなんて……!と感動しつつ大事に噛みしめる。お腹もいっぱいになってお会計を頼みカードを出すと、「うちは現金のみです」とのこと。

え……。ゲンキンモッテナイ

いつも旅行する時現金を少しは両替するけれど、カード社会に慣れてしまった怠惰か、ポンドに替えることなく来てしまっていたんですね。(結果的に初日のこのお店以外は、駅や美術館でも全てカードが使えました)

しかも何でかロンドンで使えないユーロは現金で持ってたというドジ(笑)

「すみません……現金持ってないのでATMを教えてください」と店員さんに聞き、お金を下ろすことが出来たので事なきを得ました。いやー焦った焦った。

ナショナルギャラリー

イギリス国立美術館。今回ロンドンで色んな美術館に行ったのですが、ほとんどが無料でびっくりしました。アイルランドも美術館は無料の所が多いのですが、何て言うか……大きさの規模が違い過ぎる。

そしてほとんどの美術館や博物館は任意の寄付制を取っているので、自由な額を入れられるのも良いですね。

ナショナルギャラリーは観切れな過ぎて、滞在中3回は行きました。無料(寄付は気持ちばかりするけれど)だと思うと、気軽に行けるのでなんとも贅沢なことですよね。

有名作品と見どころ

ナショナルギャラリーは地上2階、地下2階建て。レオナルドダヴィンチ、世界に30数点しかないと言われているフェルメールの作品(ちなみにアイルランド国立美術館にも一点ある)や、ヴィーナスの誕生で有名なボッティチェリ、モネ、ゴッホなど見どころが沢山……!

オーディオガイドを借りて案内図をもらうか、入口の見取図の写真を撮っておいた方が良いです。広くて建物内が入り組んでいるので、案内が無いとお目当ての絵にたどり着くのが難しいかも。

レオナルド・ダヴィンチ

The virgin of the Rocks 1791-9年&1506-8年

この作品が出来るまでに計10年。ミラノのサンフランチェスコグランデ教会のために、彫刻された祭壇画から作られているそう。

ラファエロ・サンティ

The Madonna of the pinks 1506-7年

いいですね~。

サロンド・ボッティチェリ

Venus and Mars

こういうパキッとした絵、好み♡

ヨハネス・フェルメール

A Young Woman standing at a Virginal 1670-2年

“フェルメールブルー”と言われるほど、美しい青は宝石にも使われる貴重な鉱石ラピスラズリで描かれています。この青、言葉では表せないほどホントに美しい。数年前に東京・上野の美術館に『真珠の耳飾りの少女』を見に行った時、時間を忘れて見入ったことを思い出しました。

ディエゴ・ベラスケス

The Toilet of Venus 1647-51年

去年、スペインのプラド美術館で『ラス・メニーナス』を観て以来、気になっている画家。どの画家の絵に込められた意味とか解釈って色々ですが、ベラスケスは説明を聞きながら観ると奥がとても深いです。肝心の説明の内容を忘れてしまったんですケドね……(笑)

クロード・モネ

この作品は特に人だかりが出来ていました。モネは人気ですね。

10年前にパリの美術館で『睡蓮』も観たのですが、わたしにはあまり響かず……。ボヤぁっとした水彩画っぽい感じより、ボッティチェリやラファエロ的なパキッとした絵の方が好み。

フィンセント・ファン・ゴッホ

Sunflowers

ゴッホのこの作品はすんごい近付いて写真を撮っている人が多かったです。油絵の具の使い方が独特なのかな?

アンリ・ルソー

Surprised! 1891年

原田マハ『楽園のカンヴァス』を読んで知ったルソー。実際の作品を見てみたかったので感動。作品を見た瞬間「ルソーだ!!」と分かるくらい特徴的な絵を描く画家。

長い長い一日の締めくくりは最悪のホステル

宿泊先は初めてのホステル。Booking.comでレビューも散々見て(特に日本人が書いてるやつ←ここ重要)決めたのに最悪の場所でした……。男子高生の合宿所か?と思う程の臭いと荒れたタコ部屋。

日本人のレビューは、この部屋でなく、写真に載ってたキレイな部屋に泊まった人のだと気付きました。しかも隣の部屋でヤッてる人たちの声も丸聞こえ。6人部屋でどうなってるの…?(笑)

あまりにも耐え難く、高くついても良いので部屋を移りたいとフロントに交渉しに行ったら「満室だからダメね」とのこと……。

でもホステルの居心地が悪かったのは「朝から晩まで観光するぞ!」と思えたので結果オーライ。

そんなこんなで長い長い一日が終わりました。翌日はこの旅のメイン、クリスチャンディオール展へ。

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